★★トレイル・森林整備活動★★ 村じゅうの山林はほとんどが私有地です。 農地ももちろん私有地です。はたまた農道やあぜ道も私有地同然です。 都会に住んでいると、なかなか理解しにくいと思いますが地域住民にとって、 これらはすべて、自分の家の大事な庭のようなものなのです。 私有地には、とてもデリケートな問題がつきものです。 野山をMTBで走るスポーツをしている「つくでMTB」は 地域住民との関係を常に良好に保つよう努力してきました。 1996年 ![]() 13年前からの、「つくでMTB」の活動は地域の子どもたちや住民に夢と希望を与え、 多くの村民から支持され、評価されるようになり、とうとう自治体から、村有林の一部を「つくでMTBの責任に基づいて自由に使ってよい」とお達しをいただきました。ただしそこは、杉・ヒノキばかりの人工林で、しかも間伐もされずに、うっそうと茂った、うす暗い森でした。 しかも森の中に、看板やフトンなどの不法投棄のゴミの山までありました。 1998年 ![]() ![]() ![]() そこで「つくでMTB」は、草刈りをしたり、不法投棄されたゴミを片付けたり、草を刈ったり、密植しすぎた林を間伐したりと、明るく愉しい森作りと同時にMTBコースを作ってきました。 1999年 ![]() あまりにうっそうと茂った人工林は、MTBコースとして楽しい場所にするには、 草刈りやゴミ拾いだけではあまり変わり映えしませんでした。 間伐して、明るく健全な森林にしよう、ということで 当時中学生だった、作手在住の子どもたちに声をかけ、 冬休みや春休みに、集中的に間伐作業をしました。 スパイク地下タビをはき、チェーンソーを片手にした中学生たちが山へ集まり、 重労働にもかかわらず積極的に作業してくれました! ![]() ![]() ![]() スクール参加者の仲間もいっしょに、土日の休みを返上して つくでMTBのトレイル作りに励んでくれました! 1999年 ![]() 山の様子が変化してくると、生態系も変わってきます。 動植物の存在を意識し、専門家の加藤國男先生に生態系の調査をしていただきました。、 切ってもいい樹、残したほうがいい樹、植えたほうがいい樹、 絶滅危惧種の生物がいるかどうかなど、さまざまな側面から アドバイスいただきました。 加藤先生の人脈で、瑞浪市の樹の苗を育てる専門家、山口氏を紹介いただき、 山口氏から1000本もの広葉樹の苗を寄付いただきました。 その地域の生態系を壊さず、むしろ生態系を豊かにしながら 花や実がつき、紅葉が愉しめる、バリエーションに富んだ森にするために 必要な樹木を選んでいただきました。 ![]() ![]() ![]() いただいた苗木を定植する作業も膨大な仕事です。 こつこつとやっても、1000本植えるのは大変です。 MTBフェスタの際に、加藤先生の指導の下、みんなで一本ずつ植樹しました。 ![]() 植樹と同時に、間伐作業の後は、膨大な倒木と枝の片付け作業が依然として続いていました。 ![]() スクールの後など、ことあるごとに、みんなで枝拾い、倒木の片付け作業をしました。 子どもたちもせっせと枝拾いしてくれました。 ![]() こうして、少しずつ、しかし着々とつくでMTBのコースが出来上がってきたのです。 ![]() さらに年々、コースが熟成されていき、2005年には、雪が舞う極寒の12月の作手で、 熱い熱い、手作りの草レース、記念すべき第一回「つくでMTBカップ」開催。 2005年 ![]() 2006年夏 ![]() コース整備は、雨の日も、風邪の日も、雪の日も決行! 2007年冬 ![]() 「つくでMTB」の特設コース以外のトレイルも、定期的に整備しています。 ![]() ![]() 不法投棄のゴミは何度となく捨てられ続けています。 今もなお、ボランティアでゴミを集め、片付け続けています。 2008年3月 ![]() ![]() 丸太の橋も、腐ってボロボロになって危険になってきたので新しい橋をかけなおしました! ![]() 初めてのつくでカップは50人の仲間で始まりましたが、口コミで年々参加者が増え、 2008年秋には250人に!! 2008年11月 ![]() これを読んだあなたも、つくでMTBの仲間となって、 いっしょにコース整備を楽しみませんか!? つくでMTBトップへ戻る |